日本人と入浴剤 978/NOV.26

冬の気配が強まってくるとこいしくなるのがお風呂です。寒さと疲れで縮こまった体が、あたたかなお湯のなかでふわりとほどけると、なんとも幸せな気持ちになります。さらにリラックスしたいなら、やはり入浴剤の出番です。

 日本ではじめて入浴剤が発売さるたのは、1897年のこと。婦人病の薬をつくる際にできる生薬の残りカスを利用したアイデア商品で、日本中の銭湯が使用して大評判だったといいます。

家庭用の入浴剤を日常的に愛用するようになったのは、庶民の自宅にもお風呂が備わるようになった1960年代のことでした。それから約60年代のことでした。発泡したり、お湯がゼリー状になったりとさまざまな進化を遂げつつ、入浴剤は多くの人の人身をあたためつづけています。

今日はたのしむ

いい風呂の日】

11(いい)月26(ふろ)日の語呂合わせ。入浴剤は浴槽や風呂釜を傷めるイオウ成分が入っていないものがオススメ。お風呂から上がる際にお湯を抜き、さっとシャワーで渡しておくとさらに安心です。

ペンの日】

1935年の今日、日本ペンクラブが創立されました。各国の詩人・劇作家・編集者・小説家など文筆従事者の友好と親睦を深める国際ペンクラブの日本支部となります。