学級経営・仕事術・映画、本の書評を中心にほぼ毎日を目標に綴っていきます。
人間は、自分の意見や価値観に対して都合の良い情報しか見ないとい動き歪んだものの見方をする。
携帯電話の普及により、いつでもどこでも瞬時にどんな情報も享受できるようになった。便利さの反面、その情報におどらされて、何が本当に大切なのがを見失ってしまうおそれもある。
コロナが始まった頃のティッシュの買い占めなんてまさにそうである。理屈では分かっていても感情が勝ってしまう。
このバイアスがまるで、フィルターのようにはたらき、一度でも誰かに嫌悪感を抱くと、その人に関するさまざまな行動や情報のなかから、その人が悪い人なのではないかと思える情報だけを拾ってしまうようになり、そして、その情報がどんどん積み重なっていきます。
誰しもあるのではないでしょうか。人間の本能のように。こういう状態のときに、『確証バイアス』が発動し、一気に『その人は悪い人』という方向に傾いて、その人に関する良い側面は忘れがちになってしまいます。
確証バイアスによって歪んだものの見方のせいで、嫌な人はどんどん嫌な人、嫌なことはどんどん嫌なことに感じてしまう。それが日常のあらゆる場面に潜んでいて、それが大きなストレスになってしまいます。
その対処の仕方ですが、
視野を広くする。ゼロイチ思考をしないようにすることだと思います。
被験者に、数字が書かれたカードの裏の色を当てる手品を見せ、このからくりを考える問題を出しました。
この手品は、実は単純な構成になっていたのですが、それにもかかわらず、みな自分が思い込んだからくりの論理に固執してしまい、2割の人しか正解にたどり着くことができなかった。
これは、自分がつくり上げたルールに合致している情報しか見ないという確証バイアスによって引き起こされた結果だと考えられています。
自分はマジックをするのも好きだし、されるのも好きです。種明かしをされると、思い込みにやられたと思ってしまいます。
物事の両面をみていく。俯瞰的、多角的な視点をむつようにする。ニュートラルな思考でものごとを見ていき、負のスパイラルにまきこまれないようにしていく。
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